「抗うことに関して」
抗うというのは、一体なんだろうか。今ある状況に不満がないのなら、その必要はあるのだろうか? 人の抗いのために抗うのか。
そう言うことを考えれば、完全なる満足というのは、やはり難しいのだろう。
抗うのは動くことでもある。停滞することの不利、不安、そのために生じる、不満を、当然であってもそうでなくても感じる限り、人は動く、でなければ「動」物はいかに。動かず得られる安楽のリスクはいかほどか。目指す楽園はしかし、誰かの抗いを受けうるものになりうるという認識は、無視をしておくべきものではない…。
「明るいところ」
私は、暗くもなければ明るくもないところにいる。きっと人生において多くの人がそうなのだろう。そして求め続けているのかもしれない、明るいところを。私にとってその明るいものとは多分、安心と安定なのではないかと思っている。そのヒカリのもので眠るのが私の望みかもなあと思うのだけれど、そんなに世の中は甘くない。
そして、もし辿り着けて眠っても、目が覚めた私は今度は自分にとって魅力ある世界にまた走り出すのだろう。そんな風に、思っている。