Mastodonというサービスが現在注目を集めています。
それについて、とりあえず静観中なのですが、思ったこととかmastodon関連のリンクを残しておきたいと思い、防備録的にかいていこうと思います。
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静観の理由
様々なところでも指摘されているように、技術的に解決できるかもしれないですが、今のところ解決されていない問題があるのがまず一つです。
まあでも大きいところでは、リリースされたばかりのサービスは少し眺めることにしている、というのがあります。
リリースされたり、流行りだしたサービスに勢いで乗ると危なそうですから。
まあそんな感じです。
で、はじめに書いた解決されていない問題については下。
Mastodonの問題点
まず、Mastodonがはやりだして、Pixivがpawoo.jpというインスタンスの提供を始めました。
で、問題が起きました。顛末は以下。
結局のところ、Mastodonは本家以外にもサーバをそれぞれで建てられる一方、データが大きくなればなるほど、それぞれのサーバに負荷がかかってしまうというものだったのです。
ついでにID削除機能がないらしいです。
つまりは、セキュリティ的にまあ…あれな部分があるのですよね。下のページなどはそれについて語っています。
まあこの辺を見るに、ソフトウェアとして、「発展途上」だったのです。
GNU Socialというものがあって、そのコンセプトどおりにまず実装したはいいものの、という感じでしょうか。
さて、負荷がかかってしまう原因は、他の連邦と接続してリモートで色々流れてくるもののキャッシュがサーバ内にたまってしまうというものです。
pawooではこれにより問題が起きました。つまり、日本では許されてるけど外国ではキャッシュすることすら危ない画像が外国に流れてしまったという事態が起きたのです。
このへんは実装で何とか解決できる…のかな…?という感じ。技術的にはある程度解決は可能そうですが、はたして。ビットキャッシュなんかも、あれ結局取引データをいくつかの性能が強いサーバが持てているから維持している感じだし…。
単純には、大きな性能を持つサーバが演算を分担するのが、そりゃあもちろんやりやすいのですが、コンセプト的には、というものもありますよね。
そもそもの考え方の元になっているP2Pでは、既にこの問題には直面してはいたようです。
ただ、上のサイトのように、単一企業の支配からは…というのはないとは思います。複数企業、ということにはなると思いますが、Twitter一強でなく、企業ごとのコンセプトはそれなりに選べるようになるんじゃないかなと思うわけなのです。その上で繋がれるわけですし。
単一でなく複数になるだけでも、だいぶリスクというか、選択肢は増えると思うのです。どこかの企業にトラブルがあっても、他の企業はMastodonを保っていられる、というのは、よいことではないかな、思うんですぜ。
ですから今のところは、P2Pの時代よりある問題に、おそらくP2Pに関してはそれなりに対策がとられているはずなので、うまく対処できる実装がどうなされるかというのを静観し、整うのを待つ段階かな、と思ったり。オープンソースですし、色んな改善案がいろんな人から寄せられることでしょう。
その辺のアップデートを私は待ちます。Twitterはまだ、一月以内決定的な崩壊の瞬間を直近に迎えそうとか、そういう事態でもないようですし(あくまで私の印象。もしかすると内部では切羽詰っているかも?)。
うまくいけば、以下の記事で書いてある感じで、すごく楽しい感じになりそうなので、とりあえず、静観しつつ、なのです。
追記:更に面白そうな事を書いているエントリさん見つけたので、メモしつつコメントをば。
これの最後のほうに書いてある、なにか特色のあるが企業が立ち上げるMastodonとかすごくみてみたいです。書いてあったけど、オーディオテクニカのMastodonとかとても見たい。オーディオ好きさんとか漂ってたりするのか、そうでもないのかとか、考えるとすごく楽しそうです。
P2P的な思想について
思想とアイデアはすごいなあ、と思います。実装してしまうのもすごい。
で、興味深いものを見つけたので、リンクしておきます。
確かに、インターネットってそう言う仕組みなんですよね。情報を持っているサーバからネットワーク網で情報をそれぞれの端末に引っ張ってきて、処理をする。ネットワークも、一つのサービスに依存しきっているわけではない(IPって便利なんだなあ…)。
そんな感じで、とりあえず今は課題があるMastodonですが、そのうちにいい感じになるんじゃないかと思います。私がMastodonについて知って、連想したIRCだって根強く残っていますしね。
その他コメントなど
色んなところをネサフして思ったことなどを書いておきました。
将来、Mastodonの課題が解決して、それなりになじんで、「Mastodon、こんな記事を書くぐらいの段階だったこともあったなあ」、と思えるようになればいいな、なんて思います。