SSD・LiteSpeed採用のレンタルサーバ・JetBoyの紹介とレビュー

SSD・LiteSpeed採用のレンタルサーバ・JetBoyの紹介とレビュー

Photo by Aleks Dorohovich

 先の記事にも書いているとおり、JetBoyにサーバをうつしました。
 JetBoyの評判を探すとあまり記事がなかったり、MixHostのほうがよく紹介されていたりしますが、JetBoyはJetBoyでリーズナブルなよいサーバですので、その紹介と、使用感などレビューしたいと思います。

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JetBoyとは

 レンタルサーバーのひとつであるJetBoyは、HDにSSDを採用し、サーバとしてLiteSpeedを採用している、値段設定はリーズナブルなサーバです。
 こういえば、詳しい方や、さまざまなブログを呼んでいる方は、MixHostを思い浮かべるかもしれません。しかし、MixHostとは値段設定や提供しているサーバスペースの大きさなど、細かな違いがいろいろあります。

JetBoyの特徴

 JetBoyは、どうやら一度リニューアルしたらしいです。そして、そのときに結構新しめのサーバ構成に切り替えた模様。
 ですので、技術や機能など、後発ならではの便利さを備えています。

LiteSpeedを採用

 採用されているサーバはLiteSpeedです。LiteSpeedはApacheと互換性を持つサーバで、Apacheよりも高速らしいです。
 ただ、どうやら最近のサーバらしく、国内のそれなりに知名度のある業者でLiteSpeedを採用しているのは、JetBoyを除けばMixHostぐらいになるのかな、と思います(個人のVPSをのぞく)。

cPanelで管理が可能

 cPanelというのはどうやら外国でも多く使われているサーバ管理パネルらしいです。
 JetBoyは、個別のサーバ管理画面もあるといえばあるのですが、それと併用して、そのcPanelが使えます。
 cPanelは私が触ったところでは、だいぶ扱いやすいように思います。私と同じような感覚を持っている方なら、見やすい管理パネルでいろいろ調整できるのではないかと思います。

代行サポートが低価格で充実

 MixHostと比べて低価格で代行サポートが受けられます。サイトの引越しサポートは初回無料。その次からも5千円以内(オプションをつける場合を除く)と、大分リーズナブルです。

SSDとRAIDを混ぜた構成

 サーバによって構成はことなるようですが、SSDとRAIDを混ぜた構成で運用ができます。
 いまのところ、特に不便はなく、結構いい感じだと思います。
 PageSpeed Insightsさんにかけるとサーバのレスポンスは時間によって異なるようですが、なぜか夜になるとその項目が出る頻度が少なくなるように思います(とはいえ計測など本格的にしていないので、気のせいかもしれません)。通常トラフィックは夜に増えると思うんですが、謎だ…。

問い合わせが楽

 アカウント管理画面からチケット形式で問い合わせをできますので、だいぶ楽にサポートに連絡が取れます。クローズしていない質問は文字ログものこりますし、便利です。
 返答速度に関しては、平日ならだいたい1日で返ってきますし、私には十分な速さでした。
 電話サポートはないですが、ぶっちゃけ電話での問い合わせが緊張する身としては、このある程度きちんとしたサポート体制はいい感じに思えます。

自動バックアップを取っておいてくれる

 サーバ側でホームディレクトリの内容と、データベースに関して、自動バックアップを取っておいてくれます。サポートによると、一日毎らしいです。

HTTPS化(SSL化)が無料で可能

 サポートにしたがって手順を踏めば、簡単にhttps化が可能です。Let’s encryptを使う場合は無料。

MixHostに比べてリーズナブルなプランも

 JetBoyと似たような構成、価格帯のサーバとして、MixHostがあります。
 それぞれの価格帯と機能に関しては、JetBoyのプラン一覧や、MixHostのプラン一覧をご覧ください。

MixHostとの比較

 さて、同じLiteSpeed採用サーバとしてMixHostとJetBoyを比べてみて、ざっくりと要点をあげると、以下のようになります。

  • リーズナブルさ: JetBoy>MixHost
  • 構成の新しさ: JetBoy < MixHost
  • サポート: トントン?
  • 全体的な機能の多さ: JetBoy < MixHost
  • わかりやすさ&あつかいやすさ: JetBoy > MixHost
  • スピード: ?

 わりとMixHostがいいように見えるかもしれませんが、ただ一点、リーズナブルさにおいてはJetBoyはかなり有利だと思います。
 というか、月々500円付近でサーバレンタルするならJetBoyを選ぶことになります(2017年12月あたりに、MixHostさんでは安いプランは消えてしまったようなのです)。
 さらには、代行サポートを投げ捨てれば月々500mlペットボトル2本~ジュース缶3本ぐらいの値段でレンタルできます。うん、リーズナブル。

 あとスピードに関しては差異があるか謎ですので、「?」としました。MixHostはいろいろと機能を追加しているようなのですが、なんだかどうも、こことかこことかをみるとトントンっぽいのです。このあたりはまあ、時節により変動しますので、様子見かなあ。

 構成の新しさ(潜在機能の高さ)はMixHostかな、と思います。最近は新しい通信プロトコルをためせるようになったみたいですし、データベースもMariaDB(MySQLからフォーク、高性能らしい)。サーバ構成はフルSSDという、国内では結構新しめの構成だと思います。
 ただ、だからこそMixHost料金はお高めなのかもしれません。ここはパソコン選びと同じで、トレードオフという印象です。
 機能の多さも同じ印象です。特に、JetBoyではSSH接続ができませんので、そこを重視する人には大きな違いになるのではないかと思います。

 さて、わかりやすさについてです。
 どうもMixHostはJetBoyよりもサーバ管理パネルがわかりづらいというのを見まして、無料お試し30日間申し込みをしてテストしてみました。
 結論: JetBoyを使った身からすると、MixHostは全体的にわかりづらい
 いや、JetBoy以外のサーバよりはcPanel的な意味で見やすいんですが、なんていうか…扱いやすさが上級者向けといえばいいのか…。

 というわけで、わかりやすさというか、管理パネルの印象について、さくっとまとめると以下のような感じでした。

  • MixHost: たぶん海外のシステムをそのままローカライズしている(マイページさんが「ようこそ、○○(敬称なし)」とかいってくる)。
    • 全体的に不案内で、慣れている人や海外サービスを使い慣れている以外はFAQを見ながらコチコチいじることになりそうなイメージ。
    • UIがなんとなく海外サービスのような印象を受けるので、あまり海外サービスを使わない日本人の初心者であればたぶん戸惑う。
    • ただ、慣れていたり、海外サービスの管理画面のデザインに抵抗のない人であれば高機能で扱いやすそう。おそらくそのあたりを初心者向けに整えるあれこれを高機能さと引き換えにしている。
    • サーバ管理パネルはcPanelそのままのようす。
    • JetBoyと比べて問い合わせをどうすればいいかが初見ではわかりづらい。
  • JetBoy: 少なくとも私はするっと導入できた。どこかのシステムのものをローカライズにしているにしても、きちんと日本人でもそれなりに扱えるようになっている。
    • 少しレンタルサーバを使ったことのある人なら割とするっとできる程度にはわかりやすいと私は思います。
    • UIは日本人でもとっつきやすい。何がどこにあるのか、細かくなければだいたいわかる…と思う。
    • 機能はおそらくMixHostよりも減るが、その分cPanelがすっきりしており、わかりやすい。
    • サーバ管理はJetBoyの管理パネル(cPanelと連携)+cPanel。cPanelを使いたければcPanelの画面を出せるし、通常の管理パネルにはcPanelへのショートカットとわからないようなショートカットや、普通の管理パネルの項目へ移動できるリンクが混ぜておいてある。要するにそうと意識せずに通常の管理パネルからいろいろと遷移して設定をすることができる。
    • 問い合わせはアカウントパネルの左を見れば項目を見つけられる。あとは流れでいける。

 なお、サポートについては、とりあえず問い合わせ方のやりやすい方はたぶんJetBoyです。JetBoyのサポートはしっかりしている、という評判もあるにはありますが、そのあたりはよくわかりません。
 JetBoyにWordPressの引越し代行を依頼したときのやりとりから受ける印象は「忙しそうだなあ」でしたが、その中できちんと代行で引越しもしてくださいましたし、サポートはちゃんとサポートだとは思います。

 これらのことを総合すると、「お高めでもよいので最新の機能、構成を使いたい場合」はMixHost、「安めの値段でわかりやすく、リソース多めの構成で使いたい場合」はJetBoyかな、と思います。
 安定性については、どちらのサービスも若いのでなんともいえません。私は今のところ、JetBoyで特に不便なことはありませんでした。
 サーバとアカウントの管理画面を見るまではMixHostは企業向け、JetBoyは個人向けかな、と思っていました。ですが、アカウントとサーバの管理画面を見ると、どちらかというと、「レベルの高いWeb担当者がいる企業やそれなりに詳しめの個人向け」がMixHost、「個人も企業もおやすく見やすく」はJetBoyかな、と思います(この意見は個人的なものなので、人によってはそうでもないと思うかもしれません)。

JetBoyを選んだ理由

性能に対する価格の安さ

 MixHostよりも価格が安かったというのが大分大きな要因です。殆ど同じサーバ構成(MariaDBであるかないかの違いはまだ未知数)で、SSHなど使えないとはいえ、お値段が安いのはやはり強力です。
 あと、自分で引越しもできるといえばできるのですが、色んなところで色々ミスする人生を送ってきた身としては引越し代行サービスは使いたいもので、そこがMixHostよりも安かった(初回無料)ので。コストパフォーマンスは本当にいいと思います。

 あと、もしもさんで自己申し込みすると割引がかなりきくことになっていたのも大きかったです。
 もしもさんの広告として出ていて、宣伝できたら宣伝したいなー、宣伝するなら利点とかが本当なのかは使ってテストしてから正直に書く形式がいいなあ、でも態々メインとは別にサーバー借りるのもめんどくさいし、という思考の流れがありました。そこに自己申し込みでキャッシュバック的なことにできると気付いたので、あとはもうほい、と。
 それまではMixHostでいくつもり満々だったんですが、調べてみるとJetBoyとも性能がわりとトントンそうだというふうにみえました。そこで、Jetboyにしようか迷っていたのが、ここで後押しされました。
 もっと早く自己アフィリエイト可だったのに気付こうぜ自分…。

性能

 比較サイトを鵜呑みにしてしまったかたちになりますが、サーバ性能がよい感じだったので。上に書いたように、MixHostさんとも結構張り合うかんじです。現時点ではMariaDB<MySQLなんだろうか、とか気になるところは気になりますが、OK。

サポートへの問い合わせが楽(速度は重視しない)

 上にも書きましたが、サポートにさくっと問い合わせできるのは助かりました。
 代行サポートを頼んだとき、時間帯が合わなかったこともあってか返信は一日一回ぐらいでした。
 しかしそれでも、管理画面から問い合わせの項目を開いて返事or問い合わせをガリガリ書いて送信するだけの手軽さは重宝しました。すごい楽でした。メールも出さずに管理画面から済む楽さはえぐい。
 今までの経験から考えるに、電話サポートや速攻のサポートを要求するほどのこともまあないかなと思うので、サポートはこれでかまいません。値段相応、という感じでしょうか。総合ではお値段以上かなあ。

現時点でSSH接続は特に重視しない

 SSH接続で色々弄ってみたくもありますが、いまのところ標準でついてるファイルマネージャーで足りています。なにかプログラムを入れて実行したいときはSSH接続がいるのかもですが。
 一応機能は提供予定のようなので、それまでまったり待機しようかと思います。

アダルトOK

 そのうち小説サイトを同じドメイン上に構築しようかなと思っている身にとって、この値段でアダルトOKなのも魅力でした(MixHostもそうですが)。アクション描写とかその他恋愛描写などなど、年齢の自主規制はどうすればいいかな、と思っているコンテンツを法律に違反しない範囲でなら気にせずのっけれるサーバなのはとてもいいと思います。

使用しての感想など

引越し代行はどうやらAll in One Migrateを使っている

 もともとサイトデータをおいていたほうのサーバに構築されたWordPress上に移行作業中ログインできました。そこにAll in One Migrateが作業中に入っていたのをちらりと見ましたので、たぶんそうです。
 移行後のほう(現在使っているほう)にはAll in One Migrateは導入されていませんでしたので、後述するキャッシュプラグイン以外はほぼそのまま扱えています。

引越し代行中にCacheプラグインをLiteSpeed Cacheにしておいてくれる

 元々WP Fastest Cacheを使っていたのですが、LiteSpeed Cacheになっていました。LiteSpeed用のキャッシュプラグインなので、個人的にはこれでOKです。
 うまいこと設定できたのか、いい感じに表示速度も上がりました。

PageSpeed Insightsが上がった

 PageSpeed Insightsの点数が目に見えて上がりました。レスポンスの速いサーバを使うとこうなるのか…!という感じ。
 LiteSpeed Cacheで設定を行った(さすがに色々調整する必要はありました)のもあって、現在スマホ/PC双方にて80点以上を達成しています(さすがにキャッシュをパージした直後はサーバレスポンスが遅いようです。サーバの処理を考えるとまあそうだろうなあという感じ)。
 GtMetrixによるとまだまだ改善点はあるみたいですが、大分良いかんじかと。
 なおCDNの導入は検討中です。

もう少しLiteSpeed Cacheと.htaccessを使いこなしたい

 PageSpeed Insightsは上がりましたが、LiteSpeedは色々と良い性能のサーバですので、それを引き出せるようにそのプラグインであるLiteSpeed Cacheをちゃんと設定したり、.htaccessファイルを適宜ちゃんと設定するともう少しいいスコアを得られるのではないのかと考えています。
 ですから、もっと快適にサイトを表示できるようにしたい所存です。
 あとWebPについて、Chromeのシェアも上がってきたところですし、適用されるようにEWWW Image Optimization等設定しておきました

ファイルマネージャ便利

 ファイルマネージャが思っていたより便利でした。
 特徴としては、

  • コードの色分け機能なものがついたコードエディタ
  • ファイルの新規作成機能
  • ファイルのアップロード&ダウンロード機能
  • 検索機能もついた見やすい画面

といったところ。
 特にコードエディタ機能が強力で、.htaccessファイルの簡単な書き換え程度ならこれでいけるし、多分SVGとかのファイルをちょこっと書きたいときとかもファイルマネージャで済むのでは内科と思います。
 というかそもそも、思ったよりcPanelが優秀だった、というべきなのかもしれません。

.htaccessの書き換えも問題はなし

 LiteSpeedはApacheからフォークされたものですから、Apacheの要領でいろいろいけて楽です。htaccessのディープなあれそれは違うかもしれませんが、そのあたりを書き換えできる方は英語ドキュメントの検索とReadingはできると思いますので、多分問題はないはずです。

SSHは便利そうなので機能が追加されるのを待機中

 JetBoyにはSSH機能はないのですが、色々とWebを漂っていると、SSHでコマンドを打ったほうが扱いやすそうなツールなどがあり(FTPでアップロードしてもいいのですが)、SSH機能の追加があればもっといいなと待機中です。
 一応実装予定のようなので、のんびり待ちたい所存。

JetBoyに関するその他の情報

初期費用半額キャンペーン中、がずっと続いている

 JetBoyは初期費用半額キャンペーン中です。私もお世話になりました。
 で、この半額キャンペーンなんですが、なんかその私が契約した時分あたりからずっと続いてる気がします。なんかこのままずっとキャンペーンで半額状態になりそうな気もしますが、それはそれでお得なのでOK、かな…?

無料お試し期間は14日

 無料お試し期間は14日となっています。私は試すまでもなく契約を決めていたので速攻支払い設定をしましたが、それでも14日分は多分無料になっています。
 とりあえずテスト、という方はこの期間を利用して見定めるのも十分ありだと思います。

リニューアル前の情報も結構ネットに転がっている

 JetBoyはしばらく前にリニューアルしたばかりです。リニューアル後は料金が下がり、色々とサーバ構成も変わったみたいなのですが、リニューアル前の情報もまだまだネット上にはあるため、その情報を目にしたことがある方はちょっと混乱するかもしれません。たぶん2017年の情報を乗せているサイトならだいたい今のスペックでのレビューなどが書いてある、はず。

JetBoyへ加入する場合

 私は自分が楽しいものはほかの人にもプッシュする性質ですので、加入できるリンクを張っておきます。どちらもアフィリエイトリンクです。もし私にそれ経由でお金を与えてよいと思う方はどうぞ。そうでない方も、検索などによりリンク先へたどり着くことが可能です。
 一つ目はJetBoyのサイトへのリンク。二つ目はもしもアフィリエイト経由で自己アフィリエイトを利用する方のために、加入時気をつけることなどを書いています。

JetBoyのサイトに直接飛んで利用する場合

 JetBoyのサイトへは以下のリンクよりジャンプ可能です。Googleで検索してもOK。さくっと契約してしまいたい方向け。

 機能と料金一覧はこちらから見れます。

もしもアフィリエイト経由で自己アフィリエイトを利用したい場合

 もしもアフィリエイト経由で自己アフィリエイトをしたい場合、もしもアフィリエイトに入っていない方は以下のリンクや、Google検索からいけるもしもアフィリエイトのサイトで新規登録をする必要があります。

 あとは、もしもアフィリエイト内で「サーバ」や「JetBoy」等で検索すれば提携できるサービスとして出てきます。
 自己申し込みからサイトに飛び、念のため、別サイトをうっかりはさんだり、別のタブを開くなどしないように気をつけつつ、サービス契約をすれば完了です。

 なお無料期間だけの利用だと自己アフィリエイトの承認はどうなるかはちょっと謎です。
 私はそのとき勢いに乗ってて、無料期間終了を待たずに支払い契約をしてしまいましたので…。

コメントなど

 なんていうか、特にまわしものでもないつもりですが、WordPressのサーバとしてはJetboyはお勧めだと思います。ちょうどよい料金のところに位置しているというか。金銭的に大いに余裕がある場合や、SSHを大いに要求する場合はMixHostを契約する方もいらっしゃるかもしれませんが、そうでない場合、リーズナブルなJetBoyはよいものだと思っています。

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