dev.toと静的サイト

作業風景の写真、pixabayより
rawpixel / Pixabay

 dev.toと静的サイトについて、いろいろなものを見かけますので、自分の考えが2017年11月20日~投稿時ごろの時点でどんな感じなのかを書き留めておく防備録も兼ねて、ぼつぼつ書いていこうと思います。

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dev.toとは

 少々前にTwitterを騒がせた、異様に読み込みと表示が速いサイトのことです。
 どうやら外国のディベロッパー向けのコミュニティサイトらしく、一寸見てみたところだとQiita+Twitterのような印象です。
 ただ個人的にはQiitaよりも見やすいかな、と思います。…英語のReadingがまだしんどいし、Writingも結構あれなので、多分主要に使うのはこのブログになるかと思いますが…。

静的サイトとは

 静的サイトとは、サーバで保持しているファイルがそのままレスポンスとして返される、静的コンテンツのみで構成されたサイトです。
 たとえば、あるhtmlファイルをブラウザがサーバに要求したとします。その場合、そのアドレスにそのhtmlファイルが存在するならば、htmlファイル自体がレスポンスで返され、それをブラウザが解釈することでWebサイトを表示します。そういった、サーバに静的に保持されてブラウザに渡されるコンテンツを静的コンテンツといい、これのみで構成されるサイトを静的サイトといいます。
 もうちょっと詳しく言ってみれば、要求(リクエスト)に対して、サーバでphpスクリプトの実行などといった特殊な処理を挟むことなく、リクエストに左右されずに常に同じコンテンツが返るものを静的コンテンツと呼ぶ様子です。
 その定義上、サーバはリクエストを受け取り、アドレスにあるファイルをブラウザに返すだけなので、よほどphpスクリプトの実行などといったそれ以外の負担をサーバにかけることは基本的にありません。
 ですので、相対的に、PHPなどを用いて構成される動的コンテンツを持つサイトよりも、基本的に表示速度が速くなります。
 その代わり、基本的にその静的コンテンツ以外のコンテンツが、たとえば掲示板におけるユーザからの書き込みのように、サーバ側のプログラムを通して、自動的に増えることはありません。

dev.toは静的サイトではない

 dev.toは静的サイトではありません。コミュニティサイトですし、ユーザの投稿を反映させるといったことに、おそらくサーバが処理を行っています。
 使っているものはRuby on Railsらしく、要するにやっぱりサーバ側の処理をはさんでいます。

dev.toはなぜ話題になったのか

 dev.toがなぜ話題になったのかというと、動的コンテンツを含むサイトなのに静的サイトと同じぐらい早くなったから。
 これに尽きると思います。
 静的であるがゆえに、コンテンツの増えるスピードなどなどに定義からくる制約のある静的サイトに対し、動的サイトはたとえばユーザが投稿を行えばそれをサーバによって反映させることが静的サイトよりは簡単であるなど、さまざまな利点があります。
 しかし、そのためにサーバの処理をはさむので、だいたいサイトの表示スピードは遅くなるのです。
 ですが、それをdev.toはFastlyというCDNの活用などを行うことで乗り越え、静的サイトなみのスピードを実現してみせたので、話題になったのだと思います。

阿部寛さんのホームページとの比較について

 dev.toが高速であるのが話題になったあと、阿部寛さんのホームページとの表示速度の比較についても話題になりました
 これは一種のネタというやつで、要するに動的サイトにもかかわらず結構な表示速度を誇るdev.toと、昔懐かしいデザインの静的サイトである、阿部寛さんのホームページ(今は懐かしいフレームページで、おそらくマークアップはHTML4かHTML4.01あたり)を比較したらどうなるか、というものです。

 かたや近年の技術の結晶であり、また最近の技術であるCDNを駆使するdev.toと、かたや昔懐かしいデザインで、画像も少なく簡潔なサイトであり、もうなんかいろいろレガシーさを感じさせる阿部寛さんのサイトを比べると、スピードはほぼトントン、という不思議なように見えてある意味当然の結果を面白く感じる人が多かったのかな、と思っています。いわゆるネタというかなんというか。

 しかしそれぐらいスピードの速い、要するにコンテンツの伝送データ的なもののサイズが少なくすんでいるらしいというのに、阿部寛さんの活動ですとか、最小限必要な情報はちゃんと伝えられるあたり、文字情報の可能性はすごいなあと思います。…これは閑話というものですね。

 結局のところ、この、「技術を駆使して高速配信した動的コンテンツの多いサイト」と「古い時代のコードとデザインのまま残っているほぼ静的コンテンツオンリーのサイト」がほぼ同じスピードというのが、面白い現象なのではないかしら、と思います。
 わざわざCDNなどを駆使しなくても一定の速さをほこれる静的コンテンツというのは、やっぱり強いものですね。

結論: ケース・バイ・ケースだが、画像の少ない静的コンテンツサイトはやはり速い

 SNSですとかそういうものは、サーバサイドで処理をかけないと難しいところがありますので、なんともいえませんが、スピードだけを求めるなら静的コンテンツ(画像少なめ)がいいというのが改めてわかったように思います。
 コメント欄を設けるつもりのないタイプのブログですとか、そういったものに対しては静的サイトジェネレータ(Hugo等)なども登場して更新が楽になっていることもあり、静的コンテンツにするのもいいかもしれません。

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