
Cloud9にgitをMercurial(hg)で扱えるようにする拡張、hg-gitをインストールする機会があったのですが、いくつか書き留めておきたいことがあったので書いておきます。
Cloud9の環境はUbuntuなので、多分Cloud9以外のインストールでもある程度役立つかもです。
広告
目次
hg-gitとは
hg(Mercurial)でgitリポジトリを扱えるようにする機能拡張です。
Cloud9への導入手順
hgの存在確認
hgはあらかじめ入っているので、入れる必要はありませんが、一応存在を確認する場合は、
hg –version
で確認できます。
hg-gitの導入
hg-gitをクローン
にあるhg-gitリポジトリを作業ディレクトリにクローンします。
コンソールから
hg clone https://bitbucket.org/durin42/hg-git
を入力してEnter、クローンが終わるまで待てば完了。
必要パッケージをインストール
PythonのDulwich(Pythonでgitを操作するライブラリ、のようなもの?)が必要なのでインストールします。
sudo apt-get install python-dulwich
はバージョンが古いので、
sudo apt-get python-dev
した後に
sudo pip install dulwich
とか、
sudo easy_install ‘dulwich>=0.8.0’
にて可能。…のはず。pipはeasy_installの置き換えのような、あたらしいものの様子なので、pipを使ったほうが良いと思います。
私はpython-devを入れた後にpipしました。
.hgrcのextensionsセクションにhg-gitを追加
ここから、手動で.hgrcファイルの[extensions]にhg-gitへのパスを追加する必要があります。
Cloud9ではGUIから.hgrcを見つけることはできませんので、ターミナルからさかのぼって、~/フォルダまで登ってls -aし、.hgrcを見つける必要があります。
cd ~/
ls -a
あたりでできるかと思います。
Cloud9は便利なもので、とりあえずそんな感じでTerminalに表示してやれば、そのTerminalに表示されたファイル名をクリックして「Open」を選ぶことで、開くことが可能です。
開いた.hgrcに[extensions]セクションがない場合はそれを作り、
[extensions]
hggit = [クローンして作成したフォルダまでのパス]/hg-git/hggit
とやることで、hg-gitをインストールできます。
使い方
そのままhgのコマンドを使って、
hg clone gitリポジトリのアドレス
とすることで、gitリポジトリをMercurialリポジトリとしてクローン(フォーク)することができます。
また、私は使っていませんが、gitリポジトリとしてMercurialリポジトリをプッシュすることもできるようです。その点は、Readmeに説明があるみたいです。