使いやすいWordPressキャッシュプラグイン「WP Fastest Cache」の使用・設定方法

 この前WP Fastest Cacheの設定を改めて見直したりしたのですが、それに関する防備録を兼ねつつ、使い方や設定方法について書いておこうと思います。

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WP Fastest Cacheとは

 WordPressのキャッシュ系プラグインの一つです。設定が簡単で、わりとさくさくとキャッシュ設定をすることが可能なプラグインです。特徴としては、画面が使いやすいこと。
 シンプルにどういう高速化手順を踏むか、キャッシュをどうするかを設定することができます。
 一部日本語化されていない項目もありますが、それらの項目も、簡単な英語ですので、Weblio辞書などで引いてみれば大体の意味が分かる感じです。

このサイトでの導入理由

 Gzip圧縮やブラウザキャッシュの設定もしてくれるキャッシュ系プラグインが欲しかった。だいたい以上です。
 W3C Total Cacheはなんだか設定を間違ったら大変らしいし、かつそこまで高性能なキャッシュでなくてもいいし、と思いつつ導入を見送って軽量化を行っていたときに見つけたのがこのプラグインです。
 性能は求めていたぐらいのものに合致しており、概ね満足しています。

導入方法

 WP Fastest Cacheは公式プラグインディレクトリ内にありますので、管理画面のプラグインから「新規追加」→「WP Fastest Cache」で検索し、インストールして有効化することで導入できます。
 プラグイン画面から新規追加できない場合は、下記のリンク等からアクセスできる公式ディレクトリからプラグインをダウンロードし、導入することになるかと思います。

使い方

設定画面へのアクセス

 WP Fastest Cacheの設定画面には、管理画面の「WP Fastest Cache」の項目からアクセスすることができます。
 どちらもチーターのアイコンがあるので、割と目立って見えるのではないかと思います。なお、上のバーに表示されているチーターアイコンのほうでは、キャッシュの削除が可能です。

設定画面で設定できること

 設定画面で設定できる項目は、タブ数にして8つあります。それぞれの項目は以下の通り。

  • 設定: 全般の設定。キャッシュ機能を作動させるか、HTML/CSS/JavaScriptを圧縮するかなど、キャッシュ機能に関する設定が行えます。
  • キャッシュの削除: このタブからは、キャッシュの削除を行えます。なおキャッシュの統計はプレミアム・バージョンでのみ利用可能。
  • キャッシュの有効期限: キャッシュの有効期限をどのくらいにするかのルールを追加できます。
  • 画像の最適化: 画像が最適化で切るようですが、プレミアム・バージョンのみのオプションのようです。なお、この機能を提供できるプラグインは他にもあり、無料で画像の最適化を行いたい場合はそれを利用してもいいかもしれません。
  • プレミアム: その名前の通り、プレミアム・バージョンの支払いとアップデートが行えます。
  • 除外する: キャッシュを生成するのを除外するページを設定します。
  • CDN: CDNを利用するときの設定。maxCDN、Photonに対応、その他のCDNサービスを使う場合はOther CDN Providersを選択し、CDNアドレスを設定することでCDNの設定が行えるようです。
  • DB: データベースのクリーンアップその他諸々。プレミアム・バージョンでのみ利用可能の様子。

 上記8項目を自分のサイトに合わせて調整することで、便利にキャッシュ機能を利用することができます。
 私は主に「設定」タブ、「除外する」タブの値を調整し、偶にキャッシュの削除を行う程度です。

一般的に設定しておくべきこと

 それでは、私が一般のサイトで設定しておいたほうがいいだろう、と思うことを書いておきます。

「設定」タブの項目で機能を選択

 なにはともあれ機能を設定して、どう作動させるかを決めます。
 課金して選択可能になるオプション含めて色々ありますが、大きくは

  • キャッシュについての設定
  • HTML/CSS/JSをどうするか
  • Gzip圧縮の設定
  • ブラウザキャッシュの設定
     に分けられます。割合としてはキャッシュの項目が多いでしょうか。まあ、キャッシュプラグインですし。

 各項目を一覧にしてみると、下記のようになります。一応各々に私の機能解釈をつけています。

  • キャッシュ: 「有効にする」にチェックを入れると、キャッシュ生成機能が有効になります。
  • Widget Cache: 課金で選択可能になる項目。恐らくデータベースへの問い合わせを減少させる機能。
  • Preload: 自動的にキャッシュを生成する機能が、チェックするとONになる。普通は最初の訪問者が閲覧したときにキャッシュが生成される。
  • ログインユーザー: 項目の説明そのまま、ログインユーザーに対してはキャッシュを表示しない機能。チェックをするとONになる。
  • モバイル: 項目の説明にも表示されているが、モバイルユーザに対してキャッシュを表示するかどうか。チェックをするとONになる。
  • モバイルテーマ: 課金オプション。モバイルテーマのキャッシュを作成する、らしい。
  • 新しい投稿: 新しく投稿、もしくはページが公開された合、キャッシュファイルをクリアする。チェックをするとONになる。
  • Update Post: 「新しい投稿」の更新版。投稿かページが更新されたら、キャッシュファイルをクリアする。チェックをするとONになる。
  • HTMLの圧縮: HTMLを圧縮してページサイズを小さくするかどうか。チェックをすると機能がONになる。
  • HTMLの圧縮プラス: 課金オプション。HTMLの圧縮の強力版。チェックをするとONに。
  • CSSの圧縮: CSSファイルを圧縮する。チェックをするとON。
  • Minify Css Plus: 課金オプション。CSS圧縮の強力版。チェックをするとONに。
  • CSSの結合: CSSファイルを結合してHTTPリクエストを減らし、高速化する機能。チェックをするとONに。
  • Minify JS: 課金オプション。JSを圧縮してJavaScriptのファイルサイズを減らす。チェックをするとONに。
  • JSの結合: CSSの結合のJavaScript版。こちらはヘッダー部分で読み込まれるJSの結合をするかどうか。チェックをするとONに。
  • JSの結合プラス: 課金オプション。JSの結合で、フッター部分のJSを結合するかどうか。チェックをするとONに。
  • Gzip圧縮: サーバーから送信されるファイルをGzip圧縮できます。.htaccessを書き換えることでも実行可能ですが、管理しやすいのはこちらかも。チェックをするとONに。
  • ブラウザキャッシュ: 説明文どおり、ブラウザキャッシュを利用してロード時間を短縮できるようにする機能。チェックをするとONに。.htaccessを書き換えることでも設定可能ですが、管理しやすさから考えるとこちらか。チェックをするとONに。
  • Render Blocking Js: 課金オプション。恐らくレンダリング・ブロックをするJSを除去する。チェックをするとON。
  • Google Fonts: グーグルフォントを非同期で読み込みするかどうか。チェックをするとON。
  • 言語: 言語設定。様々な言語を設定可能。一度確認してみましたがすごい量でした。

 これらの機能は基本的にチェックをするとONになりますが、課金オプションは課金していない場合、チェックボックス自体が表示されません。
 なおGzip圧縮とブラウザキャッシュは.htaccessを手動で書き換えてもいいんですが、それだと色々危険性があるので、ここでオンオフできるようにしておくと楽なのかな、とも思ったり。

「除外する」タブで除外設定をチェック・適宜追加する

 キャッシュ機能が管理者ページにまで及ぶと、ログインしていないユーザにまで管理者ページなどのキャッシュが表示されるかもしれない心配があります。
 ですので、キャッシュ機能をONにする場合は「除外する」タブをチェックしておきましょう。
チェックしておくべき項目は以下。

  • ログインページがちゃんと除外されているか(Is Equal To: でログインページがちゃんと指定されているか)
  • 管理ページディレクトリ(wp-admin以下)が除外されているか(Start With: wp-adminが設定されているか)
  • その他、キャッシュを生成したくない箇所が除外されているか

 以上です。除外するページを増やしたい場合は、「Add New Rule」から除外ルールを増やしてください。値が同じアドレスを除外するIs Equal To、その文字列から始まるものを除外するStart Withを多く使う事には多分なると思います。

Autoptimizeと併用するときの設定

 さて、このプラグイン、使っている中では別に衝突もないのですが、Autoptimizeを使っていると機能が被ります。
 個人的には、設定項目のHTML/CSS/JSに関する結合や圧縮処理は、Autoptimizeがもうちょっと詳しめに、丁度良い感じで処理してくれるように思うので、それらの処理はAutoptimizeに任せてしまっていいと思います。
 さて、そのようにAutoptimizeに処理を任せてしまう場合は、HTML/CSS/JSの機能をオフにしておくことをお勧めします。処理が被ってしまいますので…。

 具体的には、以下のオプションをOFFにしておくことをおすすめします(無課金の場合)。

  • HTMLの圧縮
  • CSSの圧縮
  • CSSの結合
  • JSの結合

なお、課金をしている場合は、これのほかにもPlusオプションやMinify Jsをオフにしておくといいのではないかと思います。

ログインページ変更系プラグインを併用するときの設定

 セキュリティのためにログインページの変更をするようなプラグインを使用する場合は、除外設定にそのログインページを設定しておくといいでしょう。
 Start With: で含むように、もしくはIs Equal To: で直接示すように、除外ルールを追加しておけば、ログインページのキャッシュが表示されることはないでしょう。

このサイトでの設定

 このサイトでは、Autoptimizeを使用しているので、HTML/CSS/JSについてのオプションはOFFにしています。
 また、Preloadでキャッシュを定期的に生成してもよいかは、レンタルサーバの性能的にOKかは決断しかねたので、Preloadのチェックははずしています。
 なお導入した理由でもあるので、Gzip圧縮とブラウザキャッシュの機能は作動させています。

 除外設定は、勿論管理ページは除外。ログインページも除外しています。

WebフォントがGzip圧縮されないときは

 WebフォントにおけるフォントファイルがなぜかGzip圧縮されないときもあります(チェックはPageSpeed Insightsなどで可能)。このサイトもそうでした。
 実際に.htaccessファイルを除いて確認したところ、どうやらWebフォントのファイルタイプの設定がうまくいっていないようでした。

 その場合は、手動設定になりますが、他は書き換えないようにしつつ、.htaccessにWebフォントの圧縮設定を書き加えましょう。
 どう書き加えればいいかは、

が参考になると思います。

 つまり、

#コンテンツ・タイプの追加
AddType application/vnd.ms-fontobject .eot
AddType application/x-font-ttf .ttf
AddType application/x-font-opentype .otf
AddType application/x-font-woff .woff
AddType image/svg+xml .svg
でコンテンツ・タイプを追加。
そののち、
AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-font-ttf application/x-font-opentype image/svg+xm
で、Gzip圧縮を設定すれば、なんとかなるかもしれません。私の経験だけなので、確証はもてませんが。

導入後の効果

 だいぶこのサイトは記事の書き直しなどが多いので、きいているかはちょっとわかりませんが、PageSpeed Insightsなどの評価はよくなったかな、と思います。特にGzipとブラウザキャッシュは効果的かと。

 また、Autoptimizeを使用することを考えて設定したからか、特に機能がぶつかることもなく、プラグイン同士の干渉などは起きていません。
 ですので、導入時気をつけるべきことは、Autoptimizeなどの最適化プラグインとの機能重複、それに除外設定ぐらいかも、と判断しています。

WpXサーバではきかないらしい

 なお、このプラグイン、

 によれば、WpXサーバではきかないようです。上記のリンク先から飛べる理由が解説されているページによると、WpXサーバは独自のキャッシュシステムがあるらしいので、どうも干渉するみたいです。

その他コメントなど

 個人的に、すごい使いやすいキャッシュプラグインじゃないでしょうか。いやほんと助かるというか手軽というか…。
 なお課金については、課金しなくても別のプラグイン(たとえばAutoptimize)で機能を代用できたりするので、私はしていません。そのあたりはもう好みかと思います。課金するといろいろな機能を持たせつつ最適化できるようになるのは変わりませんし。
 とりあえず、お勧めのプラグインではあります。コンセプトまじはっきりしてる。

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