万年筆のすすめ: 手軽に極黒万年筆

 世の中には色々な色彩の万年筆用インクがあります。
 しかし、黒インクにおいては、顔料インクでなければ、こだわるのならば、といった程度ではありますが、濃さなどが実用性にやや欠けます。
 そこで、極黒(きわぐろ)というインクがあります。セーラー万年筆のインクで、顔料インクではあるのですが、超微粒子にすることで、なめらかで目詰まりがあまり無いようにしているインクです。
 つまりは、

  • 顔料インク故に耐水性に優れる
  • 超微粒子なので目詰まりがあまりない
  • にじみにくく裏抜けしにくい

 というのが特徴です。
 実際書いてみると真っ黒な発色です。実用インクとして申し分ありません。
 しかしこのインク、基本的に、「セーラー万年筆以外には使わないように」と但し書きがあるのです。
 それに加え、なんだかんだいっても顔料インクなので、基本的にそれ専用と決めた万年筆を使うべき、ということにはなっているみたいです。
 こういった理由からお気に入り万年筆でこのインクを使うのは、ちょっと難しいかなあ、という感じ。
 でも、使いたいなあ、と思っていたら、このインク、なんとも便利な事に、カートリッジ製品があるではありませんか。
 ですので、廉価のセーラー万年筆を使って、極黒専用万年筆を作ることにしました。

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使う万年筆

 ハイエース・ネオのクリア、シルバーを今回は想定しています。なおブラックも存在しますし、クリアでなければ別の色のものもあります。外見は以下のような感じ。

セーラー万年筆 ハイエース ネオ スケルトン 細字(F)

 ネットでも買えるみたいです。利便性も考えてAmazonへのリンクは貼りました(画像と下の文字列を押せば飛べます)が、近くに大きな文房具屋さんがある方は、そちらで選びつつ買ったほうがいいかもしれません。
 これを選んだ理由は、その名前の通りクリアであること。中身のインクの減り具合も良くわかります。
 コンバータも使用可能なので、極黒以外の使用でも結構お勧めです。

カートリッジの用意

 極黒にはインク壷がありますが、カートリッジをこれだけのために用意するのもあれですから、カートリッジを用意します。外見は以下のような感じです。


セーラー万年筆 万年筆顔料カートリッジインク 13-0602-120 極黒

 なおAmazonではまとめ買い対象商品になっており、安い代わりに、これとまとめて他にも買う商品がいるみたいです。なお、試し書きなどしたい方は、直近の大きな文房具屋さんを探して行くといいかもです。

用意するものまとめ

セッティング

 極黒のカートリッジをハイエース・ネオのクリアにぶっさします。それだけです。
 ただし、カートリッジには向きがあるので、箱に書いてある通りの向きになるようにしてさすと良いかと思います。

インク交換

 カートリッジを抜き、次のカートリッジを差します。
 なお、顔料インクなので、手に付きすぎないよう注意してください。
 また、私は数日間かすれさせてしまっていたところ、カートリッジを交換してもインクが出ませんでしたが、ペンの先端を水にちょっとだけつけるとインクが出たのでそのまま使っています。というか、よく考えれば多分湿らせたティッシュで先端を湿らせる程度でよかった感があったり…。

お値段

 ハイエース・ネオのクリアはだいたい千円、極黒インクのカートリッジはAmazonまとめ買いなら300円、文房具屋さんでもだいたい600円です。つまり、2000円あればさくっと用意できます。

全体的に

 普通の油性インクなどと遜色はない書き味・発色だと思います。元々実用のためにこの組み合わせで用意したのですが、存外いい感じだったので記事を書いてみました。
 これを入門にして、万年筆好きさんが増えればなあ、と思う次第です。

もっと知りたい方へ

 セーラー万年筆のラインナップへのリンクを以下に貼っておきます。ハイエースネオの別色などに興味のある方はぜひ。

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